裏側矯正と上顎前突(出っ歯)

裏側矯正と上顎前突(出っ歯)

1.裏側矯正と上顎前突(出っ歯)

SYNCを訪れる患者様の主訴(裏側矯正で治したいポイント)として多いのが「上の前歯が出ていて咬みにくい。」「出っ歯で口元も出ているのが気になる。」というものです。
上の前歯は、歯並びの中で最も人目につきやすい部分で、その人の第一印象に大きな影響を与えると言われています。
キレイに並んだ前歯は清潔でポジティブなイメージを与えます。

AnnaOmelchenko

Anna Omelchenko/Shutterstock.com

よくあるご質問「裏側矯正で出っ歯は治りますか?」答えは「YES」です。
安心してください!裏側矯正はすべての歯並びの治療に適応できます。
(当然、歯や歯槽骨、歯周組織のコンディションに問題がある場合は表側矯正と同様に矯正治療自体ができない場合があります)

2.上顎前突(出っ歯)ってどんな状態なの?

上顎前突(出っ歯)には、歯の傾斜によるもの(歯槽性の上顎前突)と骨の位置によるもの(骨格性の上顎前突)があります。
もう少し細かく見ると次のようなパターンが考えられます。

2-1.上の前歯が強く前方に傾斜している(歯槽性の上顎前突)

2-2.上顎が過度に前方に出ている(骨格性の上顎前突)

2-3.下の前歯が内側に傾斜している(歯槽性の上顎前突)

2-4.下顎が過度に後方に引っ込んでいる(骨格性の上顎前突)

2-5.上記の歯槽性と骨格性が合わさった上顎前突

3.裏側矯正での上顎前突(出っ歯)の治療

裏側矯正を希望される成人の患者様の場合、上顎と下顎のバランス(骨格の位置関係)はすでに決まっています。

そのため、一般的には上顎の前歯を後ろに引っ込めることが多くなります。
具体的には、上顎の前から4番目の歯(第一小臼歯)を左右抜歯し、そのスペースを利用して前歯6本を後ろに引っ込めます。(バランスによっては、下の歯も2本抜歯することがあります。)
後方に移動した前歯は、見た目の部分(歯冠)が後ろに動いただけでなく、骨の中の部分(歯根)も歯槽骨の範囲で十分に後方に移動している必要があります。

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治療前。上下の前歯が離れていて咬みにくい状態。

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上顎の左右第一小臼歯を抜歯して、前歯を後方へ引っ込めています。

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治療後。前歯が引っ込んで咬みやすくなりました。

「裏側矯正と上顎前突(出っ歯)」について見えてきましたか?

(文・監修/医療法人社団Synchronize SYNC横浜元町矯正歯科 小玉晃平 KOHEI KODAMA,D.D.S.)

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